いつもご閲覧ありがとうございます。
今日は以前のブログでも書きましたBMWの制御の部分について書こうと思います。
高性能エンジンと聞くと「パワーがある」と思われがちですが
・快適性能
・環境性能
が備わってるからこそではないでしょうか。
今日はエンジン屋さんでもあるBMWのエンジン制御の部分について少しだけ触れようと思います。先日の暖気時の制御の前に全体的な部分から書いていきます。
早速ですがアクセルの踏み具合によってスロットルバルブが開く量が変化しエンジンの出力が変わると言うのがエンジンの基本的な動きです。
ですがアクセルの踏み具合によってインテークバルブの開く量が変化しエンジンの出力が変わると言うのがBMWのほとんどのガソリンエンジンで行われております。
スロットルバルブ
インテークバルブの開く量を調整する機構
複雑な制御ではありますが1993年に特許を取得し2001年にE46 318 N42エンジンに初めて採用
この制御方法にすることで下記のメリットがあります。
①ポンピングロスの低減(燃焼室に空気と燃料を取り込む際のロス)
②理想的な混合気形成(空気と燃料を混ぜる)
③レスポンス向上(アクセルを踏んでからの反応)
バルブトロニックの一部
バラすとこんな感じです
このインテークバルブの開く量の調整にカムシャフトの制御が加わってバルブトロニックと言います。
バルブトロニック制御により
・快適性能
・環境性能
に繋がるハイパフォーマンスエンジンとなっております。
次回はカムシャフトの制御の箇所について触れてみたいと思います(^^)
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