初めての輸入者オーナー必見!BMWの新車と長く付き合うために知るべき5つのこと

初めての輸入者オーナー必見!

いつの時代も、BMWはあこがれの存在です。初めてBMWを買った人のなかには、どのような点を注意しておいた方が良いのかを詳しく理解していないという方もいるでしょう。
今回の記事では、初めてBMWを買った人向けに、BMWならではの納車後のポイントの解説や、日本車との違いについて詳しく説明します。

初めての輸入車!BMWが納車された後のポイント

BMWの新車とうまく付き合うためには、知っておくべきポイントがいくつかあります。

  1. 御給油に注意
  2. 慣らし運転
  3. 初回オイル交換
  4. 洗車
  5. 操作の確認

これら5つのポイントについて、それぞれくわしくみていきましょう。

誤給油に注意

BMWの多くはハイオク指定です。今まで日本車に乗っていた人は誤給油に気を付けましょう。もし間違ったままで走行した場合、エンジンが壊れるかもしれません。とくにセルフスタンドや、急いでいるときに起こりやすいミスなので、慣れるまではきちんと入れる前に確認してください。
また、いざガソリンをいれるときに給油口が分からないのは恥ずかしいものです。基本的にBMWの給油口は右に統一されていますが、一応事前に確認しておくことをおすすめします。給油口が分からない場合は、モニターを確認しましょう。給油メーターの▲マークが向いている方に給油口は設置されています。

慣らし運転

新車を長く乗りたいのなら、空ぶかしや急発進などエンジンに負担をかけずに走行する「慣らし運転」をすることをおすすめします。BMWの場合、日本車と異なり、取扱説明書に個体ごとに明確に記載されているので、確認しておきましょう。
慣らし運転する道はどんな道でもかまいません。少し遠めのショッピングモールや映画館など、急加速や急ブレーキなど車に負担がかからないよう余裕をもって走行できる道を選びます。ギアを慣らす場合は、あまり渋滞が起こりにくい夜間にゆっくりドライブに行くことをおすすめします。

オイル交換

日本車の一般的な新車登録からのオイル交換時期は、1,000kmが目安ですが、BMWは新車登録をして慣らし運転後のオイル交換は必要ありません。この違いは、使用エンジンオイルだけでなく、エンジンの部品の1つであるコンロッドが大きく関係しています。日本車の多くのコンロッドは鋳造です。鋳造は溶かした金属を型に流し込んで作ったものなので、摩擦にとても弱く、小さな金属片が出やすい構造となっています。そのため、燃費の悪化や故障の原因を避けるために、定期的なオイル交換が欠かせません。
一方で、BMWのコンロッドは鍛造です。とても硬く、摩擦にも強い構造なので、摩擦による鉄分が出ません。この違いにより、BMWは新車登録から1,000kmや2,000kmでのオイル交換をしなくても問題ないのです。

操作の確認

日本車とは操作方法が異なる場合も多いので、試乗をしている場合もスイッチ類の操作確認はしっかりしておきましょう。運転席の位置を決めたらエアコンなど装備品の操作スイッチも確認してください。納車時にしっかりと確認しておくことで、走行中の操作による事故を避けられます。ただ、同じ車種でも年式によってスイッチの操作方法や位置などが異なることもあるので、慣れるまでは何度も反復することをおすすめします。

BMWと日本車の違い

BMWは輸入車なので、当然いろいろと日本車とは違う部分があります。どのようなポイントに気を付ける必要があるのでしょう。BMWと日本車との大きな違いとして、以下の4つがあげられます。

  1. ウインカー
  2. エンジン
  3. ブレーキ
  4. ボンネットの開け方

いざというときにパニックにならないために、1つずつ確認しておきましょう。

ウインカー

BMWのウインカーは右レバーがワイパー、左レバーがウインカーとなっています。日本車はウインカー操作を右レバーでおこなうので逆になりますね。日本車とウインカー操作のレバーが逆である理由は、BMWが国際規格(ISO)で製造されているからです。この点を意識しておかないと、ウインカーを出したのにワイパーが作動という恥ずかしい現象が起こるので注意しましょう。
ウインカーはクリック方式で、2クリックして押し込むと通常ウインカーとして使用できます。軽く1クリックだけなら3回点滅するだけで、止める場合はウインカーを出した方向同じ方向に半押ししてください。

エンジン

エンジンのON/OFFスイッチを1回押すと、エンジンは切れますが、音楽などはついたままです。スイッチをもう1度押すことで、アクセサリー電源が切れるので音楽などもすべて停止します。

ブレーキ

BMWのブレーキはとてもよく効きます。日本車の感覚で踏むと止まりすぎて、カクンとなることもあるので注意しましょう。一度、自分の車の制動距離がどれぐらいなのか知っておくことをおすすめします。

ボンネットの開け方

ボンネットを開けるときは、運転席の右下の足元付近にあるレバーを手前に2回引くことでロックが外れるようになっています。ただ、購入したBMWが古いタイプの場合は、1度レバーを引いてからボンネットの真ん中あたりにあるロックを手探りで解除します。
閉める時は、力をあまり入れずにやさしく降ろすだけでロックがかかります。

まとめ

初めてBMWを買った人は、日本車との違いに驚いたり、戸惑ったりすることも多いのではないでしょうか。操作や性能に慣れることで、ゆっくりと自分の愛車になる感覚を楽しめることもBMWの魅力です。

もしもBMWに異常を感じたときは、BMWクオリティパートナー認定整備工場である「ミズノテクニカルサービス」にご相談ください。「ミズノテクニカルサービス」では、BMWのエンジンの白煙・故障の修理、キズ・凹みへの板金などをおこなっています。大きなトラブルになる前にこまめにメンテナンスをして、BMWとの充実したカーライフを楽しんでくださいね。