圧縮不良の原因(N20エンジン)

しばらく空いてしまいましたが以前よりバラして行っているN20エンジンのオイルパンをめくってみたいと思います(^^)

DMEチューニングされているお車で

1番シリンダーが圧縮不良のエンジンですが実際にどうなっているか楽しみです。

今日は異常のあるであろうピストンまで外してみたいと思います。

早速エンジンオイルパンを外していきます

オイルレベルが付いています。オイル量が室内で見れるのはこちらのおかげです

オイルパンから見るとこんな感じです。

続いてエンジン側を見てみます

オイルパンを外したエンジン側です。この大きい塊はオイルポンプとバランスシャフトになります。

オイルストレーナー(オイルパンのオイルを吸うところ)に面白いくらい分かりやすく破片が乗っています(*_*)

 

 

BMWは6気筒エンジンを得意とするエンジンメーカーですが3気筒から12気筒エンジンまで作っています。

BMWの6気筒エンジンはシルキーシックスと言われるほどスーパースムーズ、軸にブレが全くない定評のエンジンですが

6気筒、12気筒以外に関しては構造上ブレが起きてしまいます。

そこでそのブレを無くすのがこの塊のなかにあるバランスシャフトです。

オイルストレーナーには無数の破片がございます(*_*)

形状から見る人が見れば分かりますがピストンのオイルリングの破片とピストンの破片です。

ピストンを外すにあたりバランスシャフト/オイルポンプを外していきます

バランスシャフト/オイルポンプが外れました

ピストンを外しますがリングの棚が割れてしまっています

シリンダー側にダメージが無いのが奇跡的です(*_*;

エンジンオイルにあまり鉄粉が見られなかったのでてっきりピストンリングが固着していると思っていたのですが想定外でビックリです。

しかもトップリングから割れている。フラッタ現象でしょうか。

怪しいDMEチューニングがされてたみたいなのでノッキングかな。もう少し見て見ます

腰下の仕組みに関しては次回見ていきます(^^)

 


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