バルブトロニック分解②(N20エンジン)

こんばんは

今日も先日の続きでN20エンジンのバルブトロニックの機構を見ていきたいと思います。

真後ろから見て見ます

斜めから

赤丸→インテークカムシフト/青丸→エキセントリックシャフト

水色→中間レバー/黄色→ロッカーアーム

紫→インテークバルブ

ざっとこのような感じです。

インテークシャフトとインテークバルブの間に調整機構が付いていてインテークバルブの開閉を調整しています。

今回はその辺りを見ていきます。

外していく前に組み立て位置を確認/点検

カムシャフトを固定します

VANOSアクチュエーターのソレノイドを外しました

どの様なエンジンも決まった組み立て位置がございます。こちらのエンジンではこのような特殊工具で組み立て位置に合わします。

VANOSソレノイド一体の固定ボルト

ここのちょぼを

先日の電磁バルブが制御します

ここから一気に外していきます

全体像です

こちらの屈強なスプリングは特殊工具が必須です

中間レバーが見えてきました

外す前と比較で同じ色で色分けしてみました

インテーク側はこんな感じです

外す前

外した後

 

外す前

外した後

ざっくり細かい部品を見ていきます。

VANOSの固定ボルトですが内部にオイルが通ります

赤→オイル入口

水色→カムシャフト進角制御

紫→カムシャフト遅角制御

左のオイルの制御がVANOSアクチュエーターのこちらの穴に繋がります

こんな組み合わせです

中間レバーを保持している部品ですが

裏面にはオイルの通路があります

こちらに付きますが組付け時はかなり綺麗にして組まないとトラブルの元になります

カムシャフトは中空で軽いです

冷却用のオイルラインのオイル噴霧口

以前からVANOS用のフィルターがありますがよく見るとボルト内にフィルターがあります。

この様に雰囲気だけでも伝わりましたら幸いです。

オイル制御が多いのでオイル管理気を付けるとグンとトラブルが減ります。

バルブトロニックはここまででこれから他の箇所をどんどんバラして行きたいと思います。

 

 


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