こんばんは、
今日は先日見ていたN20エンジンのバルブトロニックの部分を見ていきたいと思います(^^)
こちらのエンジンは先代モデルの主要エンジンでガソリンエンジンとしてはかなり熟成度が高いエンジンです。
普段作業ブログでもよく出てくるエンジンですので細かい部分も含めて見ていきたいと思います。
まずは外観からです。

ばらしていく前にパシャリ

バルブトロニックモーターです。

インテーク/エキゾーストのVANOSのアクチュエーター(ただの電磁バルブです、改良が進んでいます)

バキュームポンプです
バラしていきます

燃料システム

①ヘッドカバーを外して周辺を外すとバルブトロニックモーターが見えてきます

②こちらが先ほどのVANOSの電池バルブの奥

③バキュームポンプの裏側です
①
こちらは実は初代バルブトロニックモーターからすると3世代目のシステムですのでこの時からバルブトロニックモーター内部に位置を見るセンサーが内蔵になっています。
下記の写真をみるとバルブの開き具合を変化させてエンジン出力を変えているのが分かりますでしょうか。

バルブトロニックモーターを外しました

こちらのギアとギアで駆動します
左側のギアはエキセントリックシャフトと言います。

バルブ全閉状態

バルブ全開状態
後々解説していきますのでさらっと見てくださいませ。
②
この赤丸の部分がボルトになっているのですが実は以前まであったVANOSソレノイドが一体のボルトになっております。
そのためただ出たり入ったりする電磁バルブだけが備え付けている形です。
このシステムになってからトラブルがかなり減りました。

真ん中のちょぼだけが出たり入ったりします
③
バキュームポンプは下記のようにインテーク側のカムシャフトと繋がっています。
凄く怖いのが万が一メンテナンス不良などによりバキュームポンプが固着してしまうとカムシャフトがねじ切れてしまいます。

カムシャフトの中にオイルが通っているのですが赤丸から出てバキュームポンプの赤丸から入ります

この様にバキュームポンプ内部はエンジンオイルで潤滑しております
かなり大雑把ですがこのような感じです。
少し複雑ですがこの機構を初めて知った時は衝撃的でしたので少しでも伝われば幸いです。
次はもう少しバルブトロニックの機構を見ていきたいと思います(^^)




