先日、埼玉県の株式会社 井上ボーリングさんにお邪魔してきました!
実は今、僕の次期S63エンジンのアルミスリーブ化(おそらく世界初?)をお願いしていまして、お忙しい中工場見学をさせて頂きました。
BMWが以前から採用しているALSILブロックですが、修理となると急にハードルが高くなります。詳細は割愛しますが、、
何とかこれをスマートかつ、精度よくできないものかと。
あと市販で売っている鉄スリーブは絶対に使いたくなくて(こちらの理由はまた改めてご紹介を)、国内外色々と調べていると井上ボーリングさんのアルミスリーブ“ICBMⓇ”に行きつきました。

エムゴンで。老舗の内燃機屋さん。でもやっていることは最先端でした。

A6061 T6と言う材質にて製作。これにメッキコーティングで表面硬度は鋳鉄とは比べ物にならないレベルに。熱伝導性がよく、軽く、更に強い。デメリットが見当たりません。

そんな硬度なのでホーニングは普通には出来ないそうです。ダイヤモンドチップでやっととの事。

これでホーニング後の表面をチェック。

ただでさえ難しい研磨ですがプラトーホーニングで仕上げるそうです。これは機械じゃできないそうで全て人の手による作業で仕上げるそうです。
井上ボーリングさんのICBMⓇの良さは僕は作文が書けるんじゃないかと思うくらい感動していまして
ブログじゃ伝えきれないのでブロックが返ってきたら動画で語りたいと思います。
とにかく内燃機が大好きな内燃機屋さんが、世界中の全ての内燃機ファンに贈りたい、世界最高レベルのシリンダースリーブです。
こんな素敵な製品に出会えたこと、また製作をご快諾頂けたことに感謝です。
最後に井上社長、
うなぎをご馳走様でした!!




