F31 320i 走行中エンストする 故障修理

F31 320iツーリングにお乗りのお客様よりシフトショック及びエンストするとの事で修理をご依頼頂きました。

エンジンはN20エンジン。

症状は発生しますが、チェックランプの点灯や故障記録の入力はありません。

珍しい故障ですが、少しカスタムされた個所があり診断の上で純正に戻す必要がありましたので

ご相談の結果、元に戻させて頂きました。

その上で再度試運転。

→チェックランプの点灯及び故障記録の入力。

実は社外品の後付けコンピューターを取り付けていると

故障記録やエンジンチェックランプが点灯しないケースがあります。

これは定期的にそのコンピューターがDMEにアクセスし、故障記録を消していってしまっています。

後付けコンピューターが故障しているケースもあれば、上記のようなケースもあります。

なので今回は取り外しをさせて頂きました。

詳しくは後ほどご案内しますね(..)

その上で診断を進めていくとエンストの原因はイグニッションコイルでした。

この症状は先日YouTubeに上げました内容に似ていますのでご参考下さいませ☆

今回はイグニッションコイルの他

・プラグ

・サーモスタット、周辺ホース交換(後付けコンピューター取り外し後に故障記録入力)

・ラムダセンサー(同上)

・リアタイヤの交換(摩耗)

をご用命頂きました。

エンジンはN20。

後付けコンピューターの取り外し。

チェックランプの点灯。

イグニッションコイルは純正新品にて4本交換。無メーカーのコイルは怖いです。。

プラグもセット交換。

プラグの摩耗はイグニッションコイルの早期摩耗に。

サーモスタットの交換。

N20エンジンのウィークポイントです。詳細は過去ブログにて。

10万キロを超えますとこちらのホース、要チェックです。

ラムダセンサーの交換。ヒーター線断線につき。

リアタイヤはワイヤーが出ておりました。

ピレリにて。

今回は後付けコンピューター本体には故障はなく、再度取り付けも可能ではありました。

ただ今回の様に

・DMEにアクセスし故障記録を勝手に消してしまう

・DMEの学習機能が使えない

・定期的に学習リセットをしないとあまり意味が無い

と言う観点から取り外しをさせて頂きました。

これまでも何台も取り外しをさせて頂きましたが

パワーダウンしたからもう一度付けたい

と言うお声は一切ないです(..)

むしろ走りやすくなったという意見が多いです。

過去には調子が悪いのに、それに気づかないまま乗られていて

エンジンブローしてしまっている車両もございました。

 

日常使いの車の場合、仮に車が速くなっても、車が壊れてしまっては本末転倒ですから。。

これらも車が新しいうちはいいんでしょうが、経年によって学習していく機能が使えないのはちょっと痛手かなーなんて思っていたりします。

この度はご依頼をありがとうございました!


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