神戸市灘区のお客様より暖房の効きが悪い修理をご依頼頂きました。
事前にお伺いした内容では油温の上りも悪いことからエンジン側のトラブルの可能性がありました。
お預かりし確認するとサーモスタットの制御がうまくいっていないようです。
故障記録はありませんが各数値と実際の制御に違和感があることからサーモスタットの不良と判断致しました。
こちらのサーモスタットは電気ヒーターが内蔵されていますので本来より早くに開くことが出来ます。
エンジンは水温109°の状態が比較的燃料が少ない状態でエンジンが作動でき、また摩擦係数も少なく済みますので低負荷時は水温が高めに制御されます。(燃費の改善)
逆に高負荷時は80度まで水温を下げることにより燃焼室内の充填効率を上げトルク重視の理想的な走りを実現させます。
この様にBMWでは電動ウォーターポンプと今回の特性制御式サーモスタットを使い走行状態に応じた理想的な制御をします(^^)
ボディサイズの割に燃費が良いのはこの様な細かい制御がある恩恵ですね☆
続いてヘッドライトのコーナリングランプ異常の修理です。
コーキングいたしました
ドライバーモジュール
左ヘッドライト水没によりドライバーモジュールが故障してしまっております。
こちらはスモール/ウィンカー/コーナリングライトの制御をしております。
壊れると高いですが今回は新品に近い中古品が余っておりましたのでこちらで対応させて頂きました!笑
この後エンジンオイル交換をさせて頂き作業完了となりました。
この度はご依頼ありがとうございました(^^)