F30 320d 15万キロ走行のお車のメンテナンス/車検

滋賀県のお客様より15万キロ近く走っているので必要箇所があればメンテナンスして欲しいとご依頼頂きました。ありがとうございます。

お預かり後様々なところを点検させて頂きました。

今までも定期的なメンテナンスがされているお車で全体的には状態がとても良かったですが

エンジン周りですがオイル漏れを始めエンジン内部にも煤などの汚れが貯まってきている状態でありました。

Youtubeでもご紹介しておりますがこの辺りは一気に水廻りとも予防的に部品交換をされるとコスト的にも将来的にも大変有効です。

エンジンヘッドカバーのオイル漏れ

バイブレーションダンパーのひび割れ

クーラントサブタンクのセンサー部の水漏れ

オイル漏れはヘッドカバー以外にフィルターハウジングからの漏れ、水廻りはクーラントのレベルセンサーのコネクター部の水漏れがありました。

こちらに関しては実質的な量が少なくなるというよりコネクターの腐食によるクーラントレベルの誤表示へと繋がります。

バイブレーションダンパーのひび割れは後に走行不能となる箇所です。

EGR関連は構造上仕方ないです

EGRからのインテークマニホールドへつながるパイプも

EGRからの暖かい排気ガスが冷たい吸入空気とぶつかるため凝固しやすいです

走行15万キロの割にはチェックランプも点灯することなくとても優秀ではないでしょうか。

この辺りは街乗りのお車と高速走行のお車とでは高速走行が多ければ多いほど比例して汚れ具合が少ない傾向があります。

インテークポート

インテークマニホールド内

フラップはガスケットの役割も兼ねているので要交換です

この辺りを綺麗にしていきます。何事もそうですが下地(掃除)が一番重要だと思っております。

外せるものは超音波洗浄機にて

対象物を痛めることなく隅々まで洗浄できます

 

 

その間にインテークポートの清掃を致します。

 

 

 

オイルフィルターハウジングのオイル漏れやヘッドカバーからのオイル漏れも進めて行きます

 

 

 

ベルト回り/サーモスタット関係も進めて行きます

 

 

 

バイブレーションダンパーは必ずsstでの脱着が必須です。ボルトのトルク管理が出来ません。

先ほどの超音波洗浄の完成写真を撮り忘れておりました。。

エンジンが掛かるようになりましたのでatfの交換に移ります。

 

 

 

 

 

 

続けて燃料フィルター/インジェクター/の洗浄とバッテリー交換です

 

 

 

純正バッテリーの場合マイナスターミナルの数字が製造年月日です。こちらは2014年34週製造です。

今回も純正バッテリーにて交換致しました。

その他ベロフ製ヘッドライトバルブやフィルター類、油脂類の交換、マウント、ブッシュ関係の交換もご依頼頂きました。

加速時の異音などのご用命がございましたがこの辺りはサイドブレーキのワイヤーの接触で鳴っておりましたので修正してお渡しとなりました。

f30/f31で加速時の異音のご入庫やご用命が結構多いのですがほとんどの原因はこのサイドブレーキワイヤーですので気になる方はお問合せ下さいませ。

助手席後ろした付近から鳴っているような音でしたら大抵これです(*_*)

この度はご用命ありがとうございました(^^)