E91 320iツーリングにお乗りのお客様よりオイル消費の修理をご依頼いただきました。
N46エンジンのオイル下がりの修理は今でも定期的にご入庫があります。
またその他、事前点検でエンジンチェックランプの点灯や水回りの劣化がありましたので、併せて修理をご依頼いただきました。
これはどのエンジンでも言えることですが、オイル下がりの修理をされるという事は、まだまだ長く乗られるという事だと思うんです。
事前に点検をすることで、あとから思いもよらぬ出費も抑えれます。
なので僕らは事前点検を強くお勧めさせて頂いております(^^♪
と、前置きが長くなってしまいましたが、作業を進めて参ります。
走行距離は128000キロ。
N46エンジン。
バルブトロニック機構もごっそり降ろしちゃいます。
目で見て分かるくらいに大きくなったステムシールのシール部。これがオイル下がりの原因です。
チェーンテンショナーも一新。テンションがかなり弱ってしまっておりました。
チェーンガイドも破損する前に交換。
プラグも同時交換すると工賃コストがカットできて良いです☆
こちらも目で見て分かるくらい摩耗しています。
組付け後はエンジンオイルの交換。
続いて水回りの予防交換。茶色くなっていると要注意です。
オイル下がりは直ったのに、走行中に水漏れで自走不能なんて避けたいです。
こちらのホースは取り外すと割れちゃいました。
この様に見えないところで劣化が進んでいます。
こちらはシールの劣化。
これが土に返ってくれて、環境に良いガスケットでございます(..)
先程のパイプとほぼ同時期に漏れだすこちらのカバー。必ずセット交換が吉です。
最後にエンジンチェックランプの修理を。
キャタ後のラムダセンサーが正常に機能していません。
燃料噴射に大きく影響するセンサーですので、バンク①バンク②側ともセット交換にて。
装着。
その他、バンク修理も実施して完成となりました。
エンジンの調子も良くなっていますので、また長くお乗りくださいませ。
この度はご依頼をありがとうございました!
☆ミズノテクニカルサービスではBMWに関する情報を随時更新しております☆
→ミズノテクニカルサービス公式YouTubeチャンネルはこちら
一人でも多くの方にBMWの良さを味わっていただきたい、そして気軽に長くBMWに乗っていただきたい。
そんな想いからBMWの仕組みや魅力を口下手ながらに解説しています。
何かトラブルが出たとき、「どこが壊れたのか、このまま走っても大丈夫なのか」など不安になることも多いのではないでしょうか。
仕組みやよくある修理事例を把握することによりトラブルを未然に防ぎ、BMWの走りの良さをより感じることが出来ます。
スタッフBlogでは日々の出来事や気になったこと、BMWの仕組みにまつわることを随時更新しております。
部品/アクセサリーの販売
お問合せが多い部品をオンラインストアにて販売中です。全て在庫有りの為当日発送も可能です。
是非ご利用くださいませ。