E36 M3Cにお乗りのお客様より、クラッチ廻りのリフレッシュ作業をご依頼いただきました。
クラッチ油圧関連については社外部品とISの部品流用となっておりました。
併せて、現在装着されているシングルマスフライホイールをノーマルに戻されたれたいとの事で、
ダブルマスフライホイール、クラッチディスク、クラッチカバーも交換させて頂きました。
お預かりしチェックをさせて頂きましたが、上記の他にクラッチペダルのガタとアクセルワイヤーの引っ掛かりもございましたので、こちらもご用命頂きました。
クラッチラインは既存の社外メッシュホースから純正へと交換です。レリーズシリンダーは318IS用へと変更されていました。
レリーズシリンダー、クラッチラインを純正に。クラッチストロークが短くなる効果がありますが、個人的にはノーマルの車にはノーマルが1番扱いやすくてバランスが良いように感じます。
マスターシリンダーは特に異常は見られませんが、同時交換となりました。
シングルマスフライホイールと純正形状ディスク、カバーの組み合わせが装着されております。
レスポンスは良いですが、ゲトラグ特有の歯打音が気になるとの事で純正に戻します。
この際ですのでディスク、カバーも新調です。
ベアリング類も交換。
クラッチペダルは横方向のガタが大きいため交換。
ペダル周辺の細かい部品も交換。
プラスチックなので、距離相応に穴が広がってます。
スプリングも長さが違います。
ストッパーも交換。
続いてアクセルワイヤーの交換を。
動きが全然違います。
ハリの調整も。
来年は足回りの総リフレッシュを実施する予定の今回のお車。
その前に足回り以外をすっきりしておきたいとの事でのご依頼でした。
今では更に希少なM3Cですが、車庫にしまうことなく普段使いから長距離の出張までこなすお車ですから、突然のトラブルや乗りにくい仕様は特に避けたいところです。
その点、僕のM3Cはエンジン降ろしてすっかりヤードに放置してしまっておりますので、来年はエンジンを組んで、綺麗にして乗っていきたいと企んでおります(*’ω’*)
この度もご依頼をありがとうございました!
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