E90 320iLCIモデルにお乗りのお客様より車検をご依頼頂きました。
E90 最終モデルで出た限定車、エクセレンスエディション。特別塗装のプラチナブロンズがBMWらしさを際立たせてくれています。
代車で「カーボンエディション」のE90を使用していますが、兄弟車ならぬ兄弟限定車という事もあって
何だか親近感が湧いてしまっている今日この頃です。
エンジンはBMWは初投入した直噴エンジンと言う事もあり、気になる箇所はございますが、全体のコンディションは悪くはありません。
今回はご相談の結果
・インジェクターの洗浄(エンジン振動)
・エンジンオイル交換(交換時期)
・プラグ交換(消耗)
・NOxセンサー交換とキャタライザー内部の再生(ステータス異常)
・ブレーキフルード交換(交換時期)
・バッテリー交換(電圧低下)
・下回り防錆処置(錆)
をご用命頂きました。
インジェクターの洗浄はLIQUIMOLYのJetcleantronicⅡにて。
初期ロットのピエゾインジェクターですが、これまでノントラブルなのは凄いですね(*_*;洗浄でリフレッシュして頂きます☆
エンジンオイルの交換。
プラグの交換。N43エンジンは消耗が早いので要注意です。
スロットルは清掃がマストメニューです。
Noxセンサーを交換せずに改善してほしかったですが、エラーが消えず。。キャタライザーの再生洗浄とNoxセンサー交換にて完治。
ブレーキフルード圧送交換。BMWは圧送交換が必要不可欠です。
バッテリーの交換。耐久性が評判の純正AGMバッテリーにて。
交換後は交換登録。
最後に錆との戦いです。
このままいくと溶接のところが割れてしまいますので処置をさせて頂きました。
海沿いのお客様は要注意でございます。
今回は錆転換材を処置。もうしばらく置くと黒くなっていき、錆の進行を止めてくれます。
錆てないところは錆びないように防錆処置。
錆びる前の処置が理想的ですね(..)
以前にE90のマニュアル車を購入して、乗っていた時に何だか足回りが落ち着かないなと思っていたら
なんとサスペンションメンバーの溶接面が錆で朽ち果てていて、段差を通過する度にポヨンポヨンしていました(*_*;
ここまで来ると交換しかないですが、サスペンションメンバーの交換ってちょっと大掛かりになってきますので
サスペンションメンバーだけの交換ってなんだか勿体ないですよね。
せっかくであれば、足回りのリフレッシュも同時に行いたいものです。
でもサスペンションメンバーの状態に振り回されたくないので、特に塩害などを受ける地域のお車は予め下回りの防錆は必要不可欠だと思っています。
この辺りは色々模索中ですので、気になる方はお気軽にお問い合わせくださいませ。
この度はご依頼をありがとうございました!
↓E90 D3でも色々試しています。良いと思わないとなかなかご案内できない性分なので、良いと思い次第ご案内させて下さいませ。
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