E46 325iツーリングにお乗りのお客様より車検及び各部メンテナンスをご依頼いただきました。
気付けば23年。新車でご購時は10年くらいで乗り換えるつもりが、いつの間にか経過してしまっていたようです。
とは言えこれは、E46の基本設計の優秀さと、オーナー様の愛情があっての事なのではないかと思います。
一通り点検をさせて頂き、ご相談の結果
・サイクロンセパレーターの交換(オイル漏れ)
・インテークブーツの交換(破れ)
・クランクセンサー交換(内部オイル漏れ)
・ベルト交換(ひび割れ)
・オイルレベルセンサー(警告灯点灯)
・エンジン及びミッションマウントの交換(劣化)
・フューエルフィルターの交換(定期交換部品)
・デフサイドシールの交換(オイル漏れ)
・ショックアブソーバーの交換(抜けの為)
・コントロールアームブッシュの交換(ガタの為)
をご依頼いただきました。
走行距離は約116000キロ。
M54エンジン。タフさで定評のあるエンジン。それだけ基本設計が良いという事ですね。
作業を進めて参ります。
まずはサイクロンセパレーターから交換です。場所はインテークマニホールド下です。今はヘッドカバーに内蔵されていますが、当時は別でセパレート。
本体よりオイル漏れあり。二次エアの原因になります。
周辺ホースもかなり劣化が進んでおりましたので、併せて交換させて頂きました。
新旧インテークブーツ。
多きな破れあり。
こちらもよく割れています。
外した部品も綺麗に清掃。
アイドルバルブも動作チェックの上、清掃。
クランクセンサーはオイル進入の為交換。エンストや最悪はエンジンコンピューターを壊してしまいます(..)
ベルトはひび割れにて。テンショナー類はまだ使えそうなのでそのままです。
新旧ベルト。
オイルレベルセンサーの交換。オイルが入っているのに、黄色いオイルランプが点灯する場合はこちらがダメです。
交換後はオイルを注入。
エンジンマウントの交換。
かなり潰れてしまっていましたので、マフラーが補強バーに接触寸前でした。
装着。静粛性、走行フィールの改善になります。
ミッションマウントも。
なるべくエンジンマウントとセット交換が吉です。
燃料フィルターの交換。周辺ホース類も併せてリフレッシュ致します。
デフのサイドシールはオイル漏れにて交換。
こちらも左右セットにて。
マフラー脱着の必要がございましたので、併せてマフラーハンガーも交換させて頂きました。
デフオイルの注入。このボトル、そのまま注入できるのですが、こういう合理的なところが凄く好きです。笑
次に足回りの交換を。純正オプションのスポーツサスペンション。Mスポーツと標準サスの間くらいの位置づけ。
ダンパーは４本共に抜けてしまっており、戻ってこないです。
今回は社外補修用サスペンションにて。
アッパーマウントはご覧の通りでございます。
組付け。
コーティングを塗布。汚れが付きにくくなります(^^♪
装着。
リアも。
コントロールアームブッシュの交換。
ブレーキを踏んだ時や轍などで不安定な動きをする場合は要チェックです(*’ω’*)
最後にブレーキフルードの交換。純正指定フルードにて。
アライメント調整後に、繰り返し試運転を実施し完成です(^^♪
空燃比が良くなったことで、エンジンの吹け上がりに雑味がなくなり、気持ちのいいエンジンフィールとなりました！
とても綺麗なE46 touring、これからも末長くお乗りくださいませ☆
この度もご依頼をありがとうございました！
PSこのメッキモール凄くないでしょうか？脱帽です。
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