F80 M3にお乗りのお客様より走行中にエンジンチェックランプが点灯しエンジンが調子悪い時がある。クーラントが漏れている気がする。との事で修理をご依頼いただきました。
また併せてコンディションチェックもご依頼いただきましたので、各部を細かくチェックさせて頂きました。
エンジンチェックランプ点灯は拝見させて頂いたところ、複数シリンダーのミスファイアによるものでした。
その後、症状の再現が出来ず、各ステータスも良好。
後付けのDMEコンピューターが付いていたので、一旦外して様子を見て頂くことに。
コンピューターチューンはその車が持っているフィードバックが使える物じゃないと危ないですね。中にはDMEに不正アクセスをしにいく製品もあるので怖いです。
その他コンディションチェックにて各部のチェックをさせて頂き、ご相談の結果
・冷却水の漏れ修理
・エアコンフィルターの交換
・ブレーキフルードの交換
・ DCTオイルの交換
をご依頼頂きました。
エンジンはS55エンジン。
冷却水漏れはサブタンクから漏れあり。
あとはサーボチャージャーのウォータラインも。
新旧サブタンク。キャップも併せて交換。
ターボチャージャー。もう一本も漏れてると、ターボの脱着が必要でした。
シールの劣化。
2本交換でした。
エアコンフィルターの交換。
ブレーキフルードは純正指定フルードを圧送交換。
DCTオイルは今回は全量交換では無く、部分交換にて。
フィルターの交換。
走行距離を考慮し、オイルパンも交換。後から漏れると嫌ですよね。
取付け。
オイルはLIQUIMOLY DCTオイルにて。
最近、不可解なミスファイアメモリーが続きます。
症状が出ないとなると、スパーク時間やコイル電圧の波形等で追っていくのですが、僕としては決定打をこの目で確認したいのです。
今回、なぜ後付けコンピューターに絞ったかと言うと、複数シリンダーが全くの同時タイミングでのエラー入力履歴。
それ以外は無し。そしてこの症状の再現性の低さ。。
上流システムのエラーの可能性が高く、コストとの兼ね合いもあり後付けコンピューターの取り外しで様子を見て頂くことになりました。
DCTオイルもATFと同じで、定期的に交換しておくと動きがスムーズで良いですね(^^♪
この度はご依頼をありがとうございました!
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