F30 320dにお乗りのお客様より、走行中に左のリアから異音がするとの事で修理をご依頼いただきました。
早速チェックをさせて頂きますと、左リアのホイルベアリングがガタガタに(*_*;
E36、E46世代ではよく見かけましたが、F30系でここまでガタが出ているのは初めてです。って言うくらいのガタでした。
またステアリングギアボックス内のガタも出てきており、お客様にご相談の上
4輪ハブベアリングの交換とステアリングロックプーラー交換をご依頼いただきました。
まずはリアから。マフラー、デフとドライブシャフトを取り外して進めていきます。
スライドハンマーでベアリングの摘出。左リアはバラバラになってしまいました。
昔この球をピカピカに磨いて組付ける猛者がおられました。笑
組付け。フランジとベアリングのセット交換が吉です。
ドライブシャフトのフランジ嵌合部は清掃。
専用ツールを使って組付けていきます。
続いてフロントハブベアリングも。こちらは予防的ですが、やはり新品はスムーズで良いです。組付け前に新品の動きのチェックが鉄則です。
リアに比べてフロントはサクッと完了です。
最後にステアリングのリペアを。前期モデルのF30系はガタが出ているお車が増えて来ました。
全て組付けて、試運転→良好となりました。
心なしかスムーズに転がるようになった気がしますが、これは間違いないと思っています。笑
先程のベアリング内部の球を一個一個磨いて組付けていた方は、クラッチを切ったときの進み具合が違う。と言っておりました。
ここのグリスの封入がもう少し簡単に出来ればいいのですが、フランジ部のパルスホイールがかなり繊細で厄介ですね(..)
ちょっとした応力で警告灯点いてしまいます。
錆に強い構造にしてくれてますので、しょうがないですね。
この度もご依頼をありがとうございました!
☆ミズノテクニカルサービスではBMWに関する情報を随時更新しております☆
→ミズノテクニカルサービス公式YouTubeチャンネルはこちら
一人でも多くの方にBMWの良さを味わっていただきたい、そして気軽に長くBMWに乗っていただきたい。
そんな想いからBMWの仕組みや魅力を口下手ながらに解説しています。
何かトラブルが出たとき、「どこが壊れたのか、このまま走っても大丈夫なのか」など不安になることも多いのではないでしょうか。
仕組みやよくある修理事例を把握することによりトラブルを未然に防ぎ、BMWの走りの良さをより感じることが出来ます。
スタッフBlogでは日々の出来事や気になったこと、BMWの仕組みにまつわることを随時更新しております。
部品/アクセサリーの販売
お問合せが多い部品をオンラインストアにて販売中です。全て在庫有りの為当日発送も可能です。
是非ご利用くださいませ。