F11 523dツーリングにお乗りのお客様より、ATFの全量交換をご依頼いただきました。
走行距離が早くも90000キロを超え、たまに出るシフトショックが気になる。との事で施工をご依頼頂きました。
併せてコンディションチェックもご依頼いただきましたので
試運転や各部細かいコンディションも把握した上での施工です。
まずはATFを抜いてオイルのチェック。抜いたオイルは後々の事を踏まえてしばらく保管。
ATFはLIQUIMOLY GearTronicⅡにて実施。
車種の選択。
まずは内部フラッシングから。
各ギアに入れて、油路内もくまなく綺麗にしていきます。
こちらは、お車のコンディションによってお勧めをさせて頂いております。
その後はオイルを抜き取り、オイルパンの脱着。
鉄粉の量も異常なしです。
フィルターも。
新しいオイルパンには、マグネットを追加します。
再使用するパーツは、専用の液剤で清掃。
こちらも出来る限り綺麗にします。
スリーブの交換。
各部組付け。
トルク管理。
オイルパン/フィルターセットの取付け。
その後最終のフラッシングを実施。
新油と同じ状態になるところまで。
ATF Additiveの準備を。
これは内部のオイルシール類のコンディションも整えます。
注入していきます。
最後に規定温度でオイル量の調整を実施。
テスターを繋ぎながら、シフト操作も。
レポートの印刷。今回は16リッター使用しました。
最後に試運転にて、再学習を実施と動作のチェック。漏れチェックを実施し完了となりました。
ATF交換はよくお問い合わせを頂くのですが、実際のオイル使用量によって前後しますので、少し幅を持たせたお見積りをさせて頂いております。
ATFって交換しなくても普通に走ってしまいますが、交換すると雑味が無くなって、スムーズになります。
適時交換しておくと、内部シールのコンディションも長持ちしますので、良い安心材料にもなるのではないでしょうか。
この度もご依頼をありがとうございました!
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