G30 530iにお乗りのお客様より、エアコンが効かないとの事で修理をご依頼頂きました。
症状を確認すると、吹き出し口温度が高く、ガスも入っていませんでした。
エアコンガスを規定量補充後、正常に機能することを確認。
エアコンガス漏れの箇所を特定します。
エアコンのガス漏れは蛍光剤とガス漏れ探知機で特定していきます。
診断の結果、今回はエバポレーターからの漏れを確認致しました。
エバポレーターの交換にはダッシュボードの取り外しが必要ですので、分解していきます。
見えてきました。
こちらがエアコンユニットユニットです。
各フラップ、センサー、アクチュエーター、ヒーターコア、エバポレーターで構成されています。
新旧エバポレーターです。
接合部からの漏れも確認。
エキスパンションバルブも交換。エバポレーターを外さないと交換できないです(..)
組付け。
車両側に取付けていきます。
その間に真空引き、ガスの充填。クーラントも入れていきます。
完成。
この後、再度各部漏れチェック、各動作を入念にチェックし完成となりました。
エアコンの修理後は、ボディメンテナンスも併せて行わせて頂き、完了となりました(^^♪
当社でボディコーティングを施工させて頂いたお車は、その後もきっちりアフターメンテナンスもさせて頂きますのでご安心くださいませ☆
近年はエアコンガスがR-134aに替わって、R-1234yfが主流になってきました。
このR-1234yfと言うのは、地球温暖化係数がとっても低くて(134aは1430)なんと1以下と言うのがポイントです。
ただR-134aは不燃ですが、R-1234fyに関してはなんと可燃物なんです(*_*;
エバポレーターでガス漏れをしていて、室内がガスで充満する可能性はかなり低いと思うので
爆発することはないとは思いますが、あまりにも漏れが酷いケースは要注意ですね(..)
ガス探知機もタイプによっては発火する可能性もあるようです。
彼を知り己を知れば、百戦あやうからず。って少し大袈裟ですが、知らないと怖いですね。
話が膨らんでしまいましたが、この度もご依頼をありがとうございました(^^♪
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