E90 325i オーバーヒート警告灯点灯 故障修理

E90 325iにお乗りのお客様よりオーバーヒートの警告灯が点灯するとの事で修理をご依頼頂きました。

症状を確認致しますと電動ウォーターポンプの回転が悪く、スムーズに冷却水が循環しておりません。

お聞きすると以前よりエンジン始動直後やエンジンOFF後など、今まで動かなかったタイミングで電動ファンが動いていたとの事です。

またその他気になる点が何点かございました。ご相談の結果

・ウォーターポンプの交換(故障)

・サーモスタットの交換(予防交換)

・周辺ホース類の交換(予防交換)

・オイルフィルターハウジングのガスケット交換(オイル漏れ)

・ヘッドカバーガスケットの交換(オイル漏れ)

・プラグ交換(摩耗)

・ベンドラムサポートの交換(ブーツ破れ)

・コントロールアームブッシュの交換(内部グリス漏れ)

・マイクロフィルターの交換(汚れ)

の作業をご依頼いただきました。

N52エンジン。数年前に6気筒NAに拘って購入されたそうです(^^

距離は約77000キロ。

新旧電動ウォーターポンプ。

サーモスタット。こちらも電気式です。

周辺ホースも予防交換。よくここが折れてしまいます。

こちらはドバっとは来ませんが予防交換。

フィルターハウジングは清掃後に組付け。

続いてヘッドカバーのオイル漏れ修理を。

綺麗なエンジン内部。

併せてプラグも交換。

劣化しているプラグはデメリットしかないです。

コントロールアームブッシュの交換。

これが劣化するとブレーキングが不安定になります。

ベンドラムサポートの交換。

ブーツ破れとガタ。段差通過時や継ぎ目などでコトコトいう場合は疑わしいです。

コントロールアームブッシュってどのタイミングで交換するか悩まれている方も多いのではないでしょうか。

グリス漏れや過度な割れがあるケースって分かりやすいですが

一番分かりやすい症状ってブレーキを掛けて止まった後の挙動でしょうか。

ポヨンポヨンと船に乗っているかの様な挙動が出ると結構劣化が進んでいますので要交換です☆

ところで一時期流行った電動ウォーターポンプですが、近年はまた機械式に替わってきていますね。

 

エンジン内部の熱コントロールも磨きが掛かってきますので、ウォーターポンプもシンプルな構造(と言っても制御しているタイプもございますが。。)で大丈夫になってきたからでしょうか。

機械式の方が突然自走不可という事もほとんど無いので安心ですが、BMWの冷却水による熱コントロールには目を見張る部分がたくさんございますので、このあたりはまた機会がありましたら語りたい部分でございます(..)

この度はご依頼をありがとうございました!


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