E46 318iにお乗りのお客様より、クーラーが効かないとの事で修理をご依頼いただきました。
気温も上がって来まして
冷房が出なくなったり、風が出なくなったりエアコン関連のご入庫が増えて参りました。
今回は診断の結果、コンプレッサーの本体不良でした。
エンジンはN42エンジン。バルブトロニックが初めて採用されたエンジンです☺
冷房は全く効いておりません。。
新旧コンプレッサー。純正品は先日交換したE36M3より遥かに高額でした(*_*;
新品はもちろん導通あり。
マグネットクラッチの内部断線が原因です。
ドライヤーも併せて交換。走行距離2万キロの極上車ですが、年数を考えると同時交換が吉です(^^
真空引き後、事前に回収したガスをリフレッシュして再注入。
十分冷えるようになりました(^^
エアコンが突然効かなくなると困りますよね。
エアコンって専用の機材が無いと、何が悪いかなかなか分からないイメージがございますが
全てが分かるわけでは無いですが、実はゲージなどなくても簡単に判断が付く部分があります。
それは高圧と低圧のパイプの温度です。
高圧は熱くなり、低圧は冷たくなります。
この温度差が大きければ大きいほど冷えます。
なので手で触ってこの温度が分かっていれば、冷えが悪くなった時や、冷え無くなったときに
エアコンガスのシステムが悪いのか、それ以外が悪いのか大雑把にですが判断できます。
ですが、結構熱いので火傷の危険性があるので自己責任でお願いします(*_*;
洗車時などにボンネットを開けてエンジンルームを吹く際に
「低圧のホースは冷えて結露してるかなー」とか「高圧のパイプは熱いなー」
なんて正常に動いているときに見ておくと、不具合に気付きやすいかもしれません☆
僕は昔点検でエンジンルームを見ていた際に、急にラジエターのアッパーホースが破裂して顔面にクーラントを浴びたことがあるので
エンジンを作動させたままボンネットを開ける際は、くれぐれも注意してください(..)しつこい?
この度もご依頼をありがとうございました!
☆ミズノテクニカルサービスではBMWに関する情報を随時更新しております☆
→ミズノテクニカルサービス公式YouTubeチャンネルはこちら
一人でも多くの方にBMWの良さを味わっていただきたい、そして気軽に長くBMWに乗っていただきたい。
そんな想いからBMWの仕組みや魅力を口下手ながらに解説しています。
何かトラブルが出たとき、「どこが壊れたのか、このまま走っても大丈夫なのか」など不安になることも多いのではないでしょうか。
仕組みやよくある修理事例を把握することによりトラブルを未然に防ぎ、BMWの走りの良さをより感じることが出来ます。
スタッフBlogでは日々の出来事や気になったこと、BMWの仕組みにまつわることを随時更新しております。
部品/アクセサリーの販売
お問合せが多い部品をオンラインストアにて販売中です。全て在庫有りの為当日発送も可能です。
是非ご利用くださいませ。