E91 ALPINA D3 トランスミッション不調 修理

E91 ALPINA D3にお乗りのお客様より走行中に4速ホールド及びシフトショックがあるとの事で修理をご依頼いただきました。

早速試運転にて状態を確認致しましたが、症状発生頻度が低く確認できず、、

ただシフトショックに関して違和感がございましたので、テスターを繋ぎながら試運転。

診断の結果、メカトロニクス~トランスミッション間のオイル漏れにより動作遅延及びチェックランプの点灯と判断いたしました。

早速ですがLIQUIMOLYのGeartronicⅡを繋いで、古いオイルを抜いていきます。

かなり汚れている雰囲気ですが、過去に赤色のフルードで交換されているようですのでどす黒い色になってしまっております(..)

抜けるだけ抜いてからオイルパン/フィルターの脱着。

オイルパン内部。

鉄粉はそれなりに出ていますが、異常なものはないです。

メカトロニクスの取り外し。

今回のテーマはこちらです。

ガスケットの破片を確認。

BMW純正のリペア部品にて修理していきます。

交換後はフラッシングをしながら全量新油に交換していきます。

入れ替え。

綺麗になってきました。

読み通りのサイクルで綺麗になりそうです( *´艸`)

新油と変わらないレベルまで綺麗になりました。

 

 

この後、オイルの油量調整と学習消去をした後、試運転を実施。

アルピナらしいスムーズな変速が復活致しました(^^

6HPのATトランスミッションに関しては、年式などを考えますと

ATF全量交換時に、先ほどのリペアキットにてリフレッシュしておくと安心と思われます。

ゴム部品ですからやはり劣化は避けられません(..)

ただ、なぜか国内で部品設定が無いので、本国から取り寄せする必要がございます。

まだまだ現役でバリバリ走っているトランスミッションですから、よりスムーズで快適なシフトフィーリングを取り戻してくださいませ☆

他にも沢山作業をご依頼いただいているD3ですので、またブログにてアップさせていただきます!

引き続きよろしくお願い致します!

D3の奥にD3

 

 

 

 

 

 


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