F11 523iツーリング 走行安定性異常 警告灯点灯 故障修理

F11 523iツーリング 走行安定性異常 警告灯点灯修理をご依頼いただきました。

ご入庫後まずは症状の確認。

試運転も実施し、微妙にステアリングセンターのズレも確認いたしました。

ナビ画面には走行安定性とステアリング特性の警告

メーターには走行安定性異常!の警告

原因はHSRユニット関連のようです。

各配線及び電源なども確認→異常なし

調整ロッドの位置が左右差があることからセットアップの実施→セットアップ不可

HSRユニットはセンサー部の故障が良くあるのですがこのお車は問題なし。

カプラーなども水の侵入も無し。

簡単なことで直ってくれればと思いましたが、今後の再発リスクも含めて新品にて交換をお勧めさせて頂きました。

新旧HSRユニット

右リアタイや側のロッド部。

左リア側のロッド部。長さが違います。

取り付け。

劣化が進んでいましたボディグランドケーブルも交換させていただきました。

 

 

最後にHSRのセットアップを実施し、試運転。

ステアリングセンターもまっすぐになり、F11らしいスムーズな走行ができるようになりました。

因みにですがHSRは4輪操舵、すなわちリアも若干ではありますが切れ角が変わります。

これは走行速度やステアリング操作によって、その時ドライバーが行きたい方向に”安定して“いけるようにしてくれてます。

今回はその部分が故障していたことにより

「走行安定性異常!」の警告がついていましたが、なんかそのままを伝えてくれてるので、分かりやすくて面白いですよね( *´艸`)

F30型の3シリーズが出たときに、ホーンが鳴りにくい車両があり、診断機で読むと

「ホーンの接点が悪い」

って文章で故障記録が入っていたことがあった記憶があり、賢くなったなーなんて思ったのを思い出しました。

しかもほんとに接点不良で、修正したら直ったのでこれまた感動です。

文章でちゃんと伝えてくれる車って、なんだか時代を感じるのは僕だけでしょうか。

この度はご依頼をありがとうございました(^^


☆ミズノテクニカルサービスではBMWに関する情報を随時更新しております☆

    →ミズノテクニカルサービス公式YouTubeチャンネルはこちら

     一人でも多くの方にBMWの良さを味わっていただきたい、そして気軽に長くBMWに乗っていただきたい。

     そんな想いからBMWの仕組みや魅力を口下手ながらに解説しています。

     何かトラブルが出たとき、「どこが壊れたのか、このまま走っても大丈夫なのか」など不安になることも多いのではないでしょうか。

     仕組みやよくある修理事例を把握することによりトラブルを未然に防ぎ、BMWの走りの良さをより感じることが出来ます。

    →スタッフBlogはこちら

     スタッフBlogでは日々の出来事や気になったこと、BMWの仕組みにまつわることを随時更新しております。

    部品/アクセサリーの販売

    →公式オンラインストアはこちら

     お問合せが多い部品をオンラインストアにて販売中です。全て在庫有りの為当日発送も可能です。

     是非ご利用くださいませ。