R60 ミニクロスオーバーD 走行中エンスト 修理

R60 ミニクロスオーバーにお乗りのお客様より、坂道でエンストしたとの事で修理をご依頼頂きました。

坂道を走行中にエンジンストール(アクセルを踏んでもふけ上がらない)、少し置いてからエンジンスタートすると何事もなかったかのように掛かると言うような症状です。

実は当社に入庫前に、お付き合いのある修理工場様にてチェックをされた際に故障記録も消えてしまっている為

診断機上では何も記録が無い状態でした。

試運転を繰り返しましたが症状や、兆候もなく。。

ただ一通りシステムをチェックさせて頂いた中で、気になったところが

インテークシステムの詰まりとスワールフラップの引っ掛かりです。

EGRシステムに関しては昨年にリコールにて全て一新されており、タイミングチェーンも交換済みとの事です。

症状の再現もヒントとなる故障記録もない事から、一度様子を見て頂くことも考えました。

ですがお客様とのご相談で、インテーク廻りの汚れが原因の可能性が少しでもあるようでしたらとの事で、清掃作業をご依頼頂きました。

エンジンはN47ディーゼルエンジン。

 

 

 

 

早速、インテーク廻りを外してみました。詰まりもですが、かなりオイリーで粘っこい汚れです。

フラップの動きがかなり悪いです。こうなるとフラップを動かすモーターにも負荷が掛かります。

インテークポートも奥のポート径が小さくなっています。

これだけ汚れていますとエンジンノイズ、吹け上りが大幅に改善致します。

EGRクーラー出口も汚れています。

 

 

突然ですが綺麗になったインテークマニホールドです。

汚れがとても頑固でしたので、いつもの倍以上時間が掛かりました。。といっても機械が洗浄してくれましが、、

その間にインテークポートも綺麗になりました!

汚れていたものが綺麗になることはとても気持ちが良いですね(^^)

EGRバルブ出口も綺麗に。

10万キロを超えている場合、インテークマニホールド取り外し時にこちらの水廻りパイプを交換おすすめです。

こちらの部品です。

後は組付けていきます。

 

 

組付け後に再学習も兼ねて試運転を実施。

とても快調に走るようになりました!

長時間走らせてみましたが、エンストなどの症状もなく快適です。

ミニに搭載されているN47エンジンはオイル消費や、エンジン破損のトラブルをよく伺います。

この消費したオイルがブローバイガスとして多くインテークに流入し、EGRやインテークシステムの詰まりやDPFの詰まりを引き起こします。

燃料によるオイル希釈も起こり得ますので、オイルのコンディション管理には特に重要視して頂けますと、お車の寿命をぐっと延ばせます。

せっかくランニングコストを抑えれるディーゼルエンジンなのに、修理にコストが掛かると非常に勿体ないので(._.)

この度はご依頼ありがとうございました!


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