E90 330i 走行中チェックランプ点灯修理

E90 330iにお乗りのお客様より走行中にチェックランプが点灯するとの事で修理をご依頼頂きました。

加速時にチェックランプが点灯し、その後エンジン再始動にて復帰後症状は出ていないようです。

ご入庫頂き、症状確認の為試運転です。→症状全く出ず(*_*;

症状的にはイグニッションコイルだとは思うんですが、念のため圧縮をチェック。→問題なし

シルバーヘッドのN52エンジンて圧縮不良が起きているエンジン多いです。

点検やこういう診断の時に見ておくとエンジンのコンディションも見えてきますので良いです☆

各部品を振替えして様子を見て頂くこともアリですが、大変ご多忙のお客様で先行して交換をご依頼頂きましたので

イグニッションコイルとプラグのセットの交換となりました。

エンジンはN52、気筒あたり500ccの6気筒NAは今では希少です(^^)

コイルはHISPARKIGNITIONCOILにて。プラグは純正にて。

プラグはBOSCHからNGKに変更されています。近年BOSCHはこの辺りの事業から撤退して行っているようですね。

HISPARKIGNITIONCOILは純正では無いですが、耐久性と安定感がいいです。

BMWはイグニッションコイルを固定していないエンジンが多いので先端の食いつきがかなり良く作られているので、分割タイプのコイルの場合脱着の時に分離してしまうことがありますが。。純正も分離しますが。※使用上は問題なし

ただこの手の高電圧イグニッションコイルはエンジンパフォーマンスが上がる代わりに、バッテリーの状態を適正にしておく必要があるのと、プラグの摩耗が少し早くなるので

なるべくノーメンテで乗りたい。特にパフォーマンスは向上しなくともいい。と言った方にはお勧めしません。

あくまで好きな方に選んで頂ければと思います。

今回のユーザー様も大変大事にされておりまして、装着部品に関してもエビデンスに拘りをお持ちです。

今の時代安く修理しようと思うと、いくらでも安くで修理が出来てしまいます。

でもその時は安くてもパフォーマンスを低下させてしまったり

耐久性に面で1年後、2年後、3年後やその先はどうなのか。

結局また壊れたり、2次被害でトラブルを誘発してしまうと意味が無いと思うんです。

色んな部品がインターネットで手軽に手に入る時代だからこそ、その辺りの判断が求められるものと思っています(^^)

エビデンス=裏付けによる判断の質に拘って行きたいです。

この度もご依頼ありがとうございました!


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