F11 523d エンジンチェックランプ点灯修理

F11 523dツーリングにお乗りのお客様よりエンジンチェックランプ点灯修理とモニターブラックアウトの修理をご依頼頂きました。

ご入庫時はチェックランプの点灯は無い状態でした。

まず試運転にて全体のコンディションをチェック、その後エンジンルーム内及び診断機を使って各部の動きや状態を見ていきます。

故障内容はエアマス(吸入空気)システムのエラー関連。

結果的にはEGRシステム(EGRバルブを含む)の詰まりや作動不良が大きいのに加えてインテークダクトの破損が見られました。

インテークシステムに関してはまだ余力がある状態です。

その他の部分に関しては緊急性が無い為、ご相談の結果エンジン関連は

・EGRシステム関連のリフレッシュ

・吸気ダクト交換

・エアクリーナーの交換

となりました。

エンジンはN47ディーゼル。走行距離は約8万キロです。

割れの有るインテークダクト。ここは割れやすいので過去の整備の時に割れてしまった可能性があります。

EGRバルブは引っ掛かりに加えて、水漏れもアリ(ホースからと見せかけて本体ジョイント部から)

早速EGRシステムを取り外していきます。

EGRシステムASSY。

クーラー内部はエラーが出る閾値ギリギリでした。

EGR出口はまだ綺麗な方です。

新旧EGRバルブ。

EGRクーラーも内部洗浄で綺麗になりました!

先程のEGR出口パーツも。

この部品のお掃除が一番楽なんですが、一番写真写りよく綺麗になった感がするのは僕だけでしょうか。

リフレッシュしたEGRシステムを組付けます。

破損したインテークパイプはかなりゴッソリ交換となるのですが、割れやすいブローバイホースが付属していた李するので意外とASSYの方が長い目で見ると良いと思います。

エアクリーナー。鼻詰まりの状態でマラソンはしんどいです。車も同じですね。

エンジン始動後は各種リセットも兼ねてプログラミングを実施しました。

EGRシステムだけでもエンジンも静かになり、気持ちよく走ってくれるようになりました(^^)

続いてナビのブラックアウトですが、こちらはCICユニット本体の故障でした。

新品CICユニットで交換となりました。

時々社外品のキャンセラーなどが付いているお車もありますのでその場合は社外部品が故障しているケースも少なくありません。

取付後はプログラミングとFSCコードの入力をして完成です。

今回のCICは純正新品にて対応させて頂きました。

純正って一見すると高い(金額だけを見ると間違いなく高い)んですが2年保証付いていますし

製品クォリティも高いので、安心感と言う部分ではコストパフォーマンスに優れているケースもあります。

何度も同じトラブルとなると嫌ですよね。

この度はご依頼ありがとうございました!


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