F45 218d アクティブツアラーにお乗りのお客様より運転席側だけ冷房が効かないとの事で修理をご依頼頂きました。
クーラーが運転席や助手席など片側しか効かないや、暖房が片側しか効かない、または効きが悪いなどのトラブルでのお問合せって意外と多いんです。
原因は様々ですが、
・サーモスタットの不具合
・エアコンのガス漏れや
・エンジンルームと室内の冷却回路を遮断するヒーターバルブの不具合
・ヒーターコアの詰まり
・エバポレーター/ヒーターユニットの不具合
・切り替えのアクチュエーターの不具合など
多岐にわたります。
今回はその中でも特に大きなトラブルでもあるエバポレーター/ヒーターユニットの故障でした。
室内のトラブルです。
診断機でテストしながら各部の動きを見ていると、暖房/冷房をミックスさせているフラップが内部で折れて暖房側で固定されておりました。
この写真は取り外した後の写真になりますが内部で軸が折れてしまっております。
新車で購入後4年目のトラブルとの事で、大変残念ではありますがメーカー保証も使えず。。
高額ですがこれからも乗っていきたいとの事で、エバポレーター/ヒーターユニットのASSY交換となりました。
中古品もありますが作業コストや耐久性も含めて新品交換に。
新品ASSYですとエバポレーター(エアコンの熱交換器)も付属して付いてくるので安心です(^^)すごくお買い得な気がします。
では作業をしていきます。
一気にバラして行きます。
ダッシュボードを外すとユニットが見えます。真ん中の大きいやつです。
ユニットASSYで取り外し。
取り外した部品。
取り外したユニット
先程も載せましたが内部破損している部分です。
正常はこちらです。
これからヒーターユニットやアクチュエーター関係をを移植していきます。先ほども書きましたが新品にはエバポレーターが付属してきます(^^)安心
間違って組んでしまうと後戻りが大変ですので地味に気を遣う作業です。
移植が終われば組付けていきます。
配線も沢山ございますが、綺麗に収まっていくので結構気持ちのいい作業です。手も汚れないですし!?
ダッシュボードが乗るともう少し。な感じがしますが少し遠回りします。
よくあるシフトスプリングを予防で交換しておきます。サービスにて。
こちらです。
室内の組付けが完了しました(^^)
最初に抜いたエアコンガスをリフレッシュして入れていきます。とクーラント、エア抜き実施。
別でウォッシャー液不足の警告灯の修理もご用命頂きました。
ポンプの漏れです。この白い部分だけ部品出てくれば良いのですが(/_;)
最後にオイル交換もご用命頂きました。使用するオイルはリキモリ toptec4200 5w-30。
ディーゼルエンジンは直噴ですのでオイル管理と燃料システムが肝です。
走行距離も若いのでモータープロテクトでエンジン内部の下地を作ります☆
全ての作業が完了し、入念にチェック、完了となりました。
エアコンの左右どちらかしか暖房が効かない問題で時々あるのがヒーターコアの詰まりです。
安易に漏れ止め剤や、意外と知られていないのがミネラルウォーターを補充してしまうことです。
どちらも内部で詰まってしまいますので、高額修理となります。
今回はそのような故障ではありませんがこの場を借りて補足説明とさせて頂きました!
この度はご依頼ありがとうございました。
お馴染みのテクニカル洗車でツヤピカにさせて頂き、お引渡しさせて頂きました!
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そんな想いからBMWの仕組みや魅力を口下手ながらに解説しています。
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仕組みやよくある修理事例を把握することによりトラブルを未然に防ぎ、BMWの走りの良さをより感じることが出来ます。
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