F01h アクティブハイブリッド7のオーバーヒート警告修理をご依頼頂きました。
ご入庫時は普通に動いていていましたが、ウォーターポンプ系統の故障メモリーが入っています。
しばらく充電器を繋ぎながらテストしていると明らかに水の流れが悪い時がございます。
電源は良好なため、ウォーターポンプが指示通りに作動していないのが原因です。
駆動はN55エンジン+エレクトリカルマシンのハイブリッド。
N63エンジンとのハイブリッドはF04と言われますね(^^)実はシステムが全然違います。
新旧ウォーターポンプ。
純正ウォーターポンプなんですがメーカー指定のボルトだとなんだか短いんです。ウォーターポンプ自身の形状が変わっているので変えてくれてればいいのですが。代わりのタイプを用意して取付。
組付け後は専用モードでエア抜き→試運転にて完全にエア抜き/チェックを実施。
その他バッテリー警告が点灯していました。こちらはサブバッテリーが原因でしたのでサブバッテリーの交換/プログラミングの実施にて完治。
ハイブリッドカーって燃費をよくする。と言うイメージが一般的にありますが
この当時のBMWのハイブリッドの思想ってよりパワフルに走らせるのが目的なんで燃費と言う概念は基本的に無視しています。少しは良いようですが。
特にトヨタのプリウスの需要が凄く多かった時期なので、この考えには驚いた記憶があります。
因みにですが前期の7シリーズはV8エンジンのN63ですが、後期になって直列6気筒になりました(^^)
バッテリーのスペックが後期モデルの方が圧倒的に高いです。前期は400キロワットに対して後期は600キロワット電圧は倍以上違います。
電気と言えば昨今では電気自動車が話題になっていますが、普及率の高い中国では修理代の高さも問題になっているようです。車両購入金額より高い修理代など
必ず電気が優れているというわけでは無いので電気/ディーゼル/ガソリン/ハイブリッドなどなど
ライフスタイルなどによって向き不向きがあると感じています。
国の補助金に関しては購入理由には入れず、冷静に何が自分に合っているかを理解された上で選ぶことが最良だと僕は考えてます。
電気自動車はまだまだどうなるかは分かりませんが今後の動きに注目していきたいと思います。
話が逸れてしまいましたが、この度もご依頼ありがとうございました!
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