F30 320dにお乗りのお客様よりお車のメンテナンスをご依頼頂きました。富山県よりありがとうございます。
DPFの交換を打診されているみたいですのでその辺りも見ていきたいと思います。
まずはDPFのチェックから
排圧(詰まり具合)がかなり高めです。
診断機による煤の計算値は規定量より若干多めではありますが、こちらは内部洗浄と再生走行により改善するレベルの状態ですので交換ではなく洗浄で行きたいと思います。
EGRシステム/インテークシステム関連の数値や作動に関しては警告灯の点灯履歴もなく距離相応と言った具合です。
その他、ベルトを駆動しているバイブレーションダンパーと水廻りも交換時期でしたのでオススメさせて頂きました。
診断機と目視チェック、試運転でお車の状態をチェックしていきます。
バイブレーションダンパーはとても危険な状態です。
DPFの具合。一見分かりにくいですが最後施工後の数値を見て頂けると分かりやすいと思います(^^)
早速ですが作業を進めて行きます
こんもり溜まってます。
こちらも。この辺りは暖かい吸入空気と冷たい空気が合流する部分ですので固まりやすいです。
インテークバルブも。
これは激変しますよ(^^)
EGRクーラーはリコールの関係で変わってそうです。
超音波で綺麗にしていきます。
しばらく漬け置きします。
その間にウォールナットブラスターでインテークを綺麗にしていきます。※写真は別車です。
洗浄後は綺麗になりました。
こちらも。
EGRクーラーも新品と混色無しです。
インテークバルブ付近。
全て綺麗になりました(^^)
EGRバルブに若干の引っ掛かりがありましたのでこの機会に交換となりました。
全て組付けていきます。
EGRシステムとインテークシステムが組あがりました。
ベルト回りの交換。
パキパキのバイブレーションダンパーも。
テンショナーも交換。
ベルトも交換して組あがりました!
こちらは割れてしまった水廻りパイプ。15万キロを超えると交換された方が良いです。
交換にはインテークマニホールドの脱着が必要になります。
燃料システムの内部洗浄。N47ディーゼルはこれがかなり効きます。DPFの再生の効率的になります。
洗浄していきます。
DPFの内部洗浄はこちらにて。作業中写真は失念してました。。
洗浄後、再生を実施。その後の数値です。最初の数値と比べるとその差は歴然でしょうか。
最後にオイル交換を実施。LIQUIMOLY toptec4200 5w-30にて。
滑らかさ、清浄作用、保護性能、街乗りオイルでここまで両立しているオイルって希少だと思っています。
全ての作業後に念のため最終試運転へ。
施工前と比べると走り、静粛性は大きく改善致しました。
細かい部分に関しては僕が語るべきと言うよりオーナー様に実感して頂きたいのでこの辺りで(^^)
あくまで新車時の状態に近づいた。と言う表現が正しいですが、それだけ消耗していきます。
30万キロ目指すなら一度はやっておきたい内容ですね☆
DPFの煤が増加する一因として大きいのは燃料噴射の状態の劣化です。
DPFの再生と燃料噴射はとても密接な関係ですのでDPFに煤が溜まりやすいなと感じたらまず疑ってみてくださいませ(^^)
この度はご依頼ありがとうございました!
最後にこちらも入れさせて頂いてます。燃料システムとDPFのコンディション維持に貢献します。
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