E90後期モデル 325i エンジン不調/チェックランプ点灯 修理

E90 325iのエンジン不調にてお預かりさせて頂きました。三重県よりありがとうございます。

冷間時、温間時関係なくエンジンが調子悪く、振動、チェックランプ、白煙が出ることがあった、と言う症状です。

ただ走行してしばらく走ると調子が良くなるようです。

早速症状の方を見ていきます。

走行距離は125000キロ。

エンジンはN53直噴エンジンです。

確かに調子がかなり悪いです。失火しているような症状です。

イグニッションコイルは6本とも交換済み、

インジェクターも60000km時に交換されているみたいです。

インジェクターも対策後のタイプに変わっておりますのでトラブルは出にくいですが、その辺りも入念に見ていきます。

排気ガスのセンサーの動きも見ていきます。4.5.6番シリンダーをモニターしているセンサーが全く動いていません(*_*; 

N43、N53、N63エンジン共にインジェクターのチェックは内視鏡カメラでのチェックが確実です。結果は4番シリンダーのインジェクターが全然だめです。

排気のセンサーも復活せず、テスト用に交換すると機嫌よく動くようになりました(^^)

以上の結果、エンジン不調の原因は4番シリンダーインジェクターと4.5.6番シリンダー担当の排気センサーの故障によるものでした。

インジェクターは閉じていないといけない時も燃料が漏れてしまっている状況ですので燃焼室内が燃料まみれになってしまいエンジン不調。

また余分な燃料は排気に行ってしまいセンサーが故障してしまった流れです。

新旧インジェクター。登録作業が必要になります。

ラムダセンサー。燃料噴射量に影響する部品ですので、実はメーカーは8万キロ交換推奨しています。

BMWでは無いですがこのセンサーに頼って制御している車ですとエンジンが掛からなくなるって言うことも。

燃料がかなり多く出ていた関係でエンジンオイルにも燃料が混ざっていたのでこちらも交換が必要になります。

対策済みのインジェクターであっても全く故障しないわけではないので定期的な洗浄であったり添加剤の使用が必要不可欠に思います。

壊れてしまってから洗浄で復帰するケースもあれば復帰しないケースもあります。

ボディの汚れもほっておくとシミになってしまうのと同じで取れないのです。

小まめにが一番ですね(^^)

この度はご依頼ありがとうございました!

 

 

 

 

 


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