先日のお車の作業の続きになります。
発進時のレスポンスが悪いとの事でご用命頂きました。
先日のブログでもインテークポート周りの汚れが発進時のレスポンスに影響すると書きましたが、それはエンジンの回転の上りが悪くての話です。
今回はAT側の制御(動き)に影響するATFの交換になります。
初めに試運転とオイルを採取してパッチテストとオイル状態をチェック。これは最初にお預かりした時点で完了しています。
交換はLIQUIMOLY社のGEARTRONICⅡにて。個別に車種選定が出来るので心強いです。
セットしていきます。初めにAT内部のオイルを可能な限り吸い取ってくれます。
現在入っているオイルの量を正確に測る為です。
オイルパン脱着時に残っているオイルも機械に入れて測定してもらいます。
フィルターは勿論ですが汚れています。
新品フィルター。
取付は規定締め付け順序、トルクにて。また冷ました状態でしないとオイル漏れの原因となります。
オイルパン取付後、時間を掛けてフラッシング。
綺麗になりました(^^)
規定温度にて油量調整。多すぎても少なすぎても警告灯の原因になります。
レポート。
最後に学習記録のリセット。必要に応じてプログラミングもお勧めします。
エンジンもそうですが学習値のリセットってテスターで出来るのですが完全に消えないケースがあります。
プログラミングに関しては完全にリセットされます。
最後に試運転/再学習/漏れチェックも済ませて完了となりました(^^)
ATFの交換て必要なんですか?と聞かれることがあるのですが、僕は替えているに越したことはないと思います。
確かにエンジンほど交換しないと必ず壊れる。とまでは言い難いですが
交換後に改善が見られるということはやはりオイルの劣化による影響は受けている物と判断できます。
走る走らないレベルで言うと交換しなくても走ってくれますが
・長く乗りたい
・気持ちよくなるべくいいコンディションで乗りたい
と言うような気持でお車に乗られている場合は交換された方が良いと思います(^^)
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