F11 523ｄのＥＧＲ/インテークシステムの洗浄を致しました。愛知県よりありがとうございます(^^)
警告灯点灯し他店様で見て頂いたところ
・DPFの詰まり
・EGRの詰まりの為、EGRバルブが作動していない
と言われ洗浄系メニューをご依頼頂きました。今回の警告灯点灯の前にラムダセンサーも交換されたようですが再度点灯したようです。
この辺りの時系列も含めて各部を細かく点検させて頂き、
走行距離が15万キロを超えている点も考慮し、重複して作業が出来る箇所もご提案させて頂きました。
沢山作業させて頂きましたがその中でも今回はEGRシステム/インテークポートのお掃除と15万キロオーバーのお車にお勧めしたいオイル漏れ修理を書きたいと思います。
思わぬトラブルもありますので是非ご参考頂けると幸いです。
エンジンはN47ディーゼルです。写真は別車です。
現車とテスターでも各部見ていくのですが、実際の数値、動き、過去のデータも見ながら良否判断をしていきます。
テスターでの動きを見てから実際の詰まり具合や、動きも見ていきます。
縦置きN47のEGRバルブはこの様に見る事が出来ます。写真は別車です。
内視鏡カメラで見れるところは見ていきます。写真は別車です。
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インテークポートはかなり汚れています。ここの汚れは走り出しスムーズさ、中高回転時の吹け上りのスムーズさエンジンノイズの低減など様々な部分に影響します。
EGRクーラー内。EGRの流量妥当性(計算値の差異)はこちらの汚れによるものが大きいです。
インテークマニホールド内。この程度の汚れはご愛嬌レベルですがどちらかと言うとスワールフラップの部分がとても重要です。酷いお車は引っ掛かりがあります。今回のお車は大丈夫でした(^^)と言ってもガスケットとセット部品ですので同時交換ですが、、
上記の箇所を清掃中にオイル漏れ修理を進めて行きます。フィルターハウジングとヘッドカバーのオイル漏れ修理です。
早いお車で10万キロ前後から漏れ始めます。30万キロ走ると想定すると1回から2回替えるイメージでしょうか。
綺麗に清掃。
ヘッドカバーを外していくのですがここでトラブル発生の為、総出で取り組みます。
インジェクターの固着ですがシールから圧縮漏れを起こしていて熱でヘッドカバーが溶けていました。あっさり取れたようで半日掛かりました(*_*)ヘッドカバーは交換となりました。
インジェクターホール(刺さっていたところ)には排気ガスがびっしりです。実はここは結構漏れやすい箇所で過去にインジェクターを外した際にきっちり清掃しておかないと圧縮漏れの原因となります。ディーゼルなのでチェックランプも点かず割と普通に走ってくれます。
インテークポートも綺麗になりました(^^)
走りが楽しみです。
EGRクーラーも内部洗浄。
中間パイプも。
インテークマニホールドも綺麗に。綺麗になってからも割れなどがないか最終チェックです。
EGRバルブは駆動部に引っ掛かりがあったので新品交換です。
上記の部品をすべて組み上げてエンジン本体は完了です。
この後インジェクター洗浄、DPF洗浄、エンジンオイルの交換をしてエンジン関連は終了です。
インジェクターの固着は時々見られるのですがヘッドカバーが溶けてしまっているのは初めて見ました。
中で折れてしまうとかなり厄介ですので慎重にやっていると凄く時間が掛かってしまいました。脱着のSSTでも全く意味が無いレベルです(*_*)
あとインジェクターから排気漏れすると明らかにシュポシュポみたいな音が少なからずともするのでエンジン音が以前より変わった気がするなどございましたら要チェックです。
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