E90 320iのエアコンガスのリフレッシュを致しました。
特に冷えも問題なし、ボディ色も明るい車なんでよく冷えます(^^)
ですがエアコンシステムの長寿命化を期待して施工です。
エアコンガス内の不純物の除去や規定量を守ることで不用意なトラブルを未然に防ぎます。
また「新車なのに規定量入っていない」と言うことを聞くのですがこの部分についても触れてみたいと思いますので興味がある方は最後まで読んでみてください☆
初めに施工前の吹き出し口の温度から。一番吹き出し口温度が冷える条件にて。4.0度でした。
測定条件はこの様な感じです。実は吹き出し口の温度は風量1の方が冷えるんです。
2000rpm保持にて。外気温度は31度です。
車両に繋いで進めて行きます。
まずはガスの回収から。
それから真空引きを実施。ここは清掃も含めてしっかりと施工。
注入していきます。配管内部のガス要領も含めた数値を入れていきます。
作業後のレポート画面。入っていたガス容量が441g。規定値は590g±10ですので一見少ないですが、これは異常では無いです。詳細は後ほど。
一応紙でも出てくれます。
先程回収ガス量が441gとなっていました。
よくお客様から新車でもガスの量が少ない。と言われることがありますが新車のラインで適当に入れているなんてことはありません。
ではなんで少なく表示されるかと言うと
・最初に充填されたガスはコンプレッサー内のオイルと混ざりこの混ざった分が回収しきれない。
・配管の形状などの影響で回収しきれないエリアがある為
そのため一般的に回収できるガス量はどんな高性能な機械であっても7割前後と言われています。
なので今回の441gと言う数値は悪くない数値と言えます。
因みに今回のリフレッシュにより少しだけ冷えるようにはなりました。
どちらかと言うと冷えよりもエアコンシステムの保護目的ですので全然OKです。
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