F10 523dの加速不良、時々ドライブトレーン点灯修理を致しました。
走行も14万キロを超え、アクセルONからの反応も悪く、アクセルを踏み込んでもなんとか回転が上がっていくような状態です。
インジェクターの洗浄は定期的に行っておりますが、吸気のシステムのリフレッシュは未施工の状態です。
故障記録を確認すると、DPFの負荷、過給圧の異常の故障記録が入っております。
各数値や作動を確認するると、インテーク、EGRシステムの煤が多く、またEGRバルブの作動も良くないです。
故障記録のあったDPFは数値上は異常が無いことから今回は見送り吸気系統のリフレッシュに専念致します。
ブローバイがほとんど出ていないので乾いた状態のインテークポート内
バルブの周りは結構汚れが溜まっていますので期待できそうです。
EGRクーラーは問題なく再使用できそうですので、超音波洗浄していきます。
インテークマニホールド内はこってりしています。
動きの悪いEGRバルブ。こちらは動画取っていますのでまた後日up致します。
インテークポートはクルミブラスターで綺麗にしていきます。
対象物を傷めないので安心です。
外したパーツも綺麗になりました(^^)
インテークポート洗浄後
こちらも。アクセルレスポンスが大幅に改善致します。
スワールフラップも組付け。
内部も綺麗になっています。
この後、全ての部品を組付け。オイル交換を実施し各数値を見ていきます。
試運転では全く別の車になったかのような軽快な走りを取り戻し、運転が楽しくなりました(^^)
またディーゼル特有のノイズが大幅に低減し、静粛性の高い5シリーズと相まってガソリン車のように静かに走行してくれます。
BMWディーゼルは全体的に見るとほんとトラブルが少ないエンジンだと思います。
ですがやはり距離を重ねていくうちに知らず知らずパフォーマンスが下がって行ってしまっています。
そのまま20万キロ30万キロ走るのではなく必要に応じてリフレッシュしてあげると不要なトラブルの回避や燃費向上、走行性能の向上ができ、本来のBMWの走りを継続して体感できると思いますので是非ご参考にしてくださいませ(^^)
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そんな想いからBMWの仕組みや魅力を口下手ながらに解説しています。
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仕組みやよくある修理事例を把握することによりトラブルを未然に防ぎ、BMWの走りの良さをより感じることが出来ます。
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