E90 320iのオイル下がりの修理とその他長く乗れるためのメンテナンス/修理をご依頼頂きました。
なんと群馬県からです(^^)ありがとうございます。
お車の全体をチェックさせて頂きご相談の結果、たくさんの作業をご依頼頂きましたので分けてご紹介させて頂きたいと思います。
今回はメインの作業でもあるオイル下がりの修理からです。
走行距離は10万キロ、オイル下がりの症状がかなり酷くなっておりますが長くお乗りになる予定で今回メンテナンス/修理をご依頼頂きました。
早速ヘッドカバーを外していきます。
エンジン内部は10万キロとは思えないくらい綺麗です。
リフト量調整機構の状態も非常に良いです。
バルブトロニック機構が外れたら1本1本丁寧にバルブスプリング/ステムシールを外していきます。
4気筒エンジンですが合計16本ありますので、このパートが一番時間が掛かります。
シリンダー内にエアを送っての作業となりますのでエアの入り具合もエンジン内部の気密性をみる目安になります。
外したステムシールです。
左がお古、右が新品ですが明らかに穴の大きさが違いますね。
ステムシールを外したエンジン側はこんな感じです。
HVAはエア噛みしないように保管します。
各部オイルを塗りながら慎重に組付けていきます。
各部作動チェックしてヘッドカバーを取付け完成です。
N46エンジンのステムシール交換ですがせっかく交換するならタイミングチェーン周りのリフレッシュをしておくと安心ですし、エンジンの調子が全然変わってきます。
その中でもチェーンテンショナーに関しては個別で作業出来ますので、オイル下がりの修理問わず定期的な交換が必須です。
この様に指で簡単に縮んでしまうと末期です。
この後、徐々にタイミングがズレてしまいエンジン不調の原因になります。
またこの状態でエンジンが学習してしまうとコンピューターのプログラミングをしてあげた方が良いです。
学習値消去のレベルではリセットしきれていないケースがあります。
その他オイル漏れ修理を実施致しました。
Fクランクシール
フィルターハウジング
オイルパン
Fクランクシールはお客様のご希望で交換させて頂きました。
ここまですると長い目で見て非常に安心です。
続いて次回は燃料関連のリフレッシュをご紹介していきます(^^)
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