F15 X5 35d 時々エンジンが掛からない修理

神戸市西区のお客様より時々エンジンが掛からないとのことで修理をご依頼頂きました。ありがとうございます。

症状は時々エンジンが掛からなくなるので、その都度ブースターパックを繋いで掛けているといった内容です。

バッテリーは1年ほど前に交換し症状は昨年11月頃から出たようです。

その間駐車監視モード付のドラレコを付けたりされたのでその辺りの消費電力の問題もありバッテリーが上がってしまうのか他に原因があるのか。。

と言った内容でした。

これだけ聞くと車両側異常がありそうですが1日置くと直ぐにエンジンが掛からなくなるあたりを考えるとさすがに早すぎるようにも感じます。静電流を測ると簡単に分かりそうです。

早速ですがバッテリー満充電後に静電流を確認すると、

、、、、、問題なし(*_*;

この様にヒヤリングもして、頭の中で大体の予想を付けたのに、予想を反する結果になるとHP(ヒットポイント)が削られます。

そしてある時はドアロックを掛けて止めてたのですがなぜかイグニッションONになっている(*_*)

リモコンでドアロック掛けたのにイグニッションが落ちない。この時はこれが原因じゃん!ってなりました。

 

 

 

 

この症状が原因と思ったのですが、

この日以来、この症状は出なくなりました。

なのに時々エンジンが掛からなくなる。

静電流は正常。

バッテリーかバッテリーケーブルか、セルモーターか、、

エンジンが掛からなくなる時のバッテリー単体の電圧を測っているとバッテリー電圧がコロコロ変動することに気づきました(*_*)

11.38Vあったと思うと

急に10.66Vになったり9Vになったり12Vになったり

よく見ると割れてます。。

昨年他店様にて交換されたドイツ製VRTAバッテリー。

初めにバッテリーを見たときはメーカ的にも安心してしまいましたがまさか割れているとは思いませんでした。

外してみると結構しっかり割れています。

新しいバッテリーを充電してお取付。

 

 

取付てから半年近く問題なかったみたいですが割れていることで時間を掛けて内部が劣化してしまったのでしょう。

バッテリーに関しては最悪は車両火災に繋がる部分なので特に注意したいところです。

ターミナル緩みによる発火もあります。

あとバッテリーから直接電気を貰っているパーツの取り扱いも注意です。

中〇製などはカプラーを繋いだ瞬間カプラーが溶け出すなんてこともあります。

そしてこのバッテリーの割れはおそらく車両取付時にはあったはずです。

冒頭の症状みたいにバッテリー電圧の異常は車両にとても悪影響を与えますので注意が必要です。

こんなことでBMWを手放さなくいけなくなったり、嫌いになったりはほんとに嫌です(*_*)

今回のお車は車両側も再三チェックし他に異常が無いことを確認しました。

以前までは止めてはブースターパックを繋いだり、交差点でアイドリングストップ後にエンジンが掛からなかったりととても怖い思いをされたようです。

これからは楽しいBMWライフを過ごして頂きたいです(^^)

ご依頼ありがとうございました!


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