前回のブログの続きです。
今回は燃料系のメンテナンスをしていきたいと思います(^^)
まずは燃料フィルターの交換ですが、、
燃料のゲージユニットを外していきます
打ち上げられた深海魚ではありません(*_*;
E90の場合燃料フィルターがインタンク(燃料タンク内)にあり燃料の残量を見ているゲージユニット内にフィルターが付いています。
ポンプは運転席側(右ハンドル車)でゲージユニットは助手席側についております。
燃料ポンプとゲージユニットの両方に燃料ラインが付いていますが、エンジンに燃料を送っているのって燃料ポンプに刺さっている側と思われがちですが逆なんです。
燃料ポンプ→ゲージユニット側→エンジンの流れです。
なのでトラブルが起きるとすれば燃料ポンプからゲージユニット間のホースの割れやホースの後に付いている燃料フィルターの詰まりによるエンジン不調です。
内部フィルターの様子です。黒いのは劣化したガソリンです
フィルターだけ交換できると良いのですが、この走行距離までくるとトラブルの原因となり得るホースやゲージユニットも交換できると考えるとまだ納得できるかな?
続いてキャニスターも交換していきます。
よくBMWは燃料すりきり満タンにするとダメだよなんて事を言いますが、なぜかと申し上げますとこのキャニスター内部が燃料でヒタヒタになってしまいます。
そうなると空燃比(燃料と空気の割合)がリッチ(燃料が濃い状態)になってしまいますのでアイドリング不調やエンストなんてことになります。
本来は蒸発した燃料をキャッチ、ろ過してエンジンに送るので燃料そのものが行ってしまうと濃くなりすぎるのは想像がつくと思います(^^)
因みに最近B系エンジンで多発しているTEバルブの交換ですが、ろ過した蒸発した燃料をエンジンに送ったり、送らなかったりしているのがTEバルブです。これもエンジン不調の原因になります。
すりきり満タンにしなくても長く使っていると重くなってきます
古いキャニスターは新品と比べて割と重くなっていたので良いタイミングかなと思います(^^)
燃料システムの上流が綺麗になったので今度は下流側の燃料噴射の部分を内部洗浄していきます(^^)
N46のインジェクターは昔ながらのソレノイドタイプですがかなり改善が見込まれます。
ソレノイドインジェクターですが改善が見込まれます
より楽しく、より経済的な走りに
洗浄後はインジェクションクリーナーでより洗浄効果をup
ガソリンエンジン用です。
定期的に使用するとより効果的です。
個人的にはこの手の添加剤は定期的に入れるなら特に長距離走行前に入れるのがおすすめです。
高速走行などあるなどは程度吸排気の流速があるのでより洗浄力を高めます。
あと燃費もupしますので経済的!?どちらもかなり微々たる部分ですが元々圧倒的に綺麗になるものでもないので
少しの努力が大事だと思っています。(笑)
最後にエンジンオイルをフラッシング、オイル交換、セラテックを入れました。
フラッシング剤を入れていきます
フラッシング後のオイル。分からないですね。。
LIQUIMOLY Toptec42005w-30とセラテック
エンジン内部のフラッシングですが汚れがまだ軽微なケースはこちらのフラッシュ+で十分です(^^)
セラテックはエンジン内部を強力に保護しますので摩擦低減と摩耗を抑えます☆
今回は燃料系のメンテナンスをメインにさせて頂きました!ここまでフィルターが汚れているとこれだけでも気持ち的にもスッキリしますね☆
また燃料ポンプもケースバイケースで交換されると安心と思います。
こちらのお車はマニュアル車ですのでリフレッシュしてより走る楽しみが増えたと思います(*’ω’*)
この度もご依頼ありがとうございました!
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