F30 320iにお乗りのお客様より、ATFの全量交換とインジェクターの洗浄をご依頼いただきました。
福岡県よりありがとうございます。
走行距離が延びて来て、変速タイミング、シフトショックが気になる時があるとのこでご依頼いただきました。
この症状は結構出ているお車が多いです。
そのほとんどはオイルによるものですが、中にはトラブルを抱えているケースもございます。
今回はATF交換とオイルシールの交換にて様子をみて頂くことに。
作業前に試運転にて症状の確認と他に異常が無いかのチェックを行い作業に入ります。
走行は156000キロ。
GearTronicⅡに新油を入れている絵。かなりどうでもいい情報ですが、ボトルのラベルの向きがここ1.2年の間に変わりました。当初はこちらから撮影するとラベルがこっち向きでした。今は向こう側です。
車両に接続。
内部のクリーニングの実施。シフト操作とアウトプットシャフトを回して各ギア、トルコン内部も綺麗に。
メカトロニクスの取り外し。
シール類の交換。
取付準備。
新旧オイルパン/フィルター。
新しいオイルパンにマグネットの追加。
装着。
フラッシングをしていきます。
綺麗になりました。
プロテクターの注入。冷ましてから油量調整。15リッター使用しました。
最後にインジェクター洗浄も実施。
全然話変わりますが、新しく充電器を導入しました。今まで使っていた物が調子が悪く、修理に出している間が困るので一つ新調しました。こうやって機材が増えて行くパターンが多いですが、無いと困るので仕方が無いです。
ATF全量交換後は学習の消去は行わずにシフト操作と走行にて学習を行います。
今まで蓄積してきた学習データを消去してしまうのはかなり勿体ないので、これを活かして走行学習を行います。
色々試してみたところ、こちらの方が早い段階で安定しますし、結果も良いように感じます。
またビフォアアフターもなるべく同じ条件で見たいのも理由の一つです。
やむない場合もありますが、極力活かせるものは活かしたいですね!
この度はご依頼をありがとうございました!
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