F60 ミニクロスオーバーSD 発進時と停止直前にガクガクとジャダーが起きる。との事で修理をご依頼いただきました。
まずは試運転にて症状の確認を。
特に停止時、強いジャダーがあります。動画も撮ってみましたがイマイチ伝わらなさそうなので削除。
エラーなどは無し。
ディーラー様ではトランスミッション本体の交換と告げられたそうですが、ATFの全量交換を試してみたいとの事でご依頼いただきました。
とても綺麗なお車でした。走行距離は14万キロですが全くそんな感じがしませんでした。
オイルのチェック。何年熟成の山崎でしょうか。えぐみが取れてまろやかな舌触り。ではありませんね。
交換はLIQUIMOLY GeartronicⅡにて。
まずはクリーニングから。
各ギア、トルコン内部もクリーニングしていきます。
実は機械を繋ぐ前に抜いて新油を入れているのですが、この汚れ具合です。全量交換じゃないと内部のオイルはあまり綺麗にならないです。
クリーニング後はフラッシングを進めて行きます。
21リッターも使用しました。
最後に添加剤も注入して。翌日に油量調整もして完成。
その後、試運転の実施。
走れば走るごとに、ジャダーが消えて行き、10㌔ほど走ると完全に消えました(*’ω’*)
しばらく様子を見て頂くことに。
トランスミッションは内部にATFで潤滑されているバルブボディと言うメカニズムが付いています。
ATFは無交換でOKと言う噂も耳にしますが、そんなことはありません(*_*;
このバルブボディですが、17万キロ使用したバルブボディ(通常走行可能)と完全リビルトされたバルブボディ(新品同様)の違いをデモで試したいと思っていますので、動画が撮れましたらアップします(^^♪
いつできるか分からないですが、、、
この度はご依頼をありがとうございました。
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