F01 740iにお乗りのお客様より、ATFの全量交換、フロントハブベアリング交換とエンジン振動診断をご依頼いただきました。
愛知県よりありがとうございます。
走行距離は95600キロ。
まずは試運転とオイルのチェックから。
LIQUIMOLYのGeartronicⅡを使って、内部のクリーニングから進めて行きます。
クリーニング液を注入します。
各シフト、トルコン内部も綺麗に。
クリーニング後はメカトロニクスの取り外し。
ATオイルパン/フィルターセット。
鉄粉。これまでにも交換歴あり。
フィルターより逆流してきた鉄粉。
綿フィルターは詰まるとオイルの供給不足になる可能性ありです。
新しいフィルター。
各オイルシールの交換。
これも年数が経つとトラブルの原因となりますので、早めの対策を。
メカトロニクスの取付。
SSTで座らせていきます。
組付けて行きます。
組付け後はフラッシングを。
元々赤色のATFが入っていましたので、ブラッド系の色合です。
綺麗になっていきました。
添加剤の注入。
油量調整の実施。
続いてハブベアリングの交換を。しゃらしゃらと音が出ていました。
取付け。
バッテリーの交換。
充電後、お取付け。
エンジン振動の原因ですが、イグニッションコイル、バッテリーが原因でした。
コツコツと振動が出ていました。が、この症状はお預かりして1回しか出なかったので、判断に困りました。
高電圧系のチューニングコイルに替わっていたのですが、このタイプのコイルはバッテリーのスペックが非常に重要になります。
イグニッションコイルを純正に戻すと直りますが、少し前に交換されたばかりとの事でした。
今回はバッテリーのみの交換を実施させて頂きましたが、今のところ症状が出ていないとの事で安心しました。
バッテリーはエンジンをかける以外にも重要な役割を担っていますので、定期的な交換が、より長く快適にお乗り頂けます。
この度もご依頼をありがとうございました!
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