西脇市のお客様よりATF全量交換とエンジンオイル交換をご依頼頂きました。
ですが作業前にお車を点検していると気になる点がいくつかありましたので一旦作業を保留させて頂きご案内させて頂きました。
走行距離はもう少しで10万キロです。
まずトラブルが発生すると自走が困難になる恐れがある箇所から。
アッパーホースのエンジン側です。漏れが少し発生し始めているのとゴムホースとプラスチック部に隙間が開いてきています
アッパーホースからの漏れも確認できますが右側丸印のラジエター本体側にも劣化が見られます
シリンダーヘッドに刺さるこちらのホースも
こちらも
アッパーホースのエンジン側を上から見ると変色が見られます
これらは全て水廻りの部品ですがホース関係は特に突然漏れると自走は難しいです。ですので早めの交換がベストです。
こちらの他に電動ウォーターポンプの回転異常がが故障記録で見つかりました。
こちらも自走困難になる要因です。
インテークカムセンサー付近のオイル漏れ
付近と書きましたがカムセンサー内部よりオイル漏れしております。
こちらのトラブルはオイルが配線の中を通ってエンジンコンピューターまで行ってしまうのでそうなる前に対処したいです。
最悪エンジンコンピューターの交換が必要になりますので。
右リアタイヤ
左リアタイヤ
続いてリアのタイヤ、特に右側の内側がもうじきワイヤーが出るところです。
一見溝がありそうでも内側が無いことって結構あります。
走行中バーストすると危険ですのでこちらもご案内させて頂きました。
次に自走不可能にならないですが通常使用で支障が出る箇所
左リアエアサスベローズ
右リアエアサスベローズ
今のところ漏れはないですが近い将来漏れそうですのでこちらもご案内させて頂きました。
左側エンジンマウント
右側エンジンマウント
エンジンオイルパンオイル漏れ
n20エンジン搭載のF10/F11はエンジンマウントが写真の様に落ちてくると室内に結構な振動が伝わります。
信号待ち、加速時などの負荷時です。
オイルパンの漏れは10万キロにしては珍しいです(*_*)
ディーゼルと違ってガソリンのお車は乗り方にもよりますが大体10万キロ前後で水廻りの劣化がしてきております。
特にゆったり乗られているお車の方がダメージ箇所は多いです。温度管理の問題で。
車って修理にコストがつきものですから突然何十万の修理代。っていうより1年2年でどれくらい修理に掛かるか見えていると維持しやすいと思うのです。
MTSでは今回のようにメンテナンスのご依頼を頂いても他に優先するべき箇所があった場合には事前にご案内させて頂き、よりよいBMWライフを送れるようにサポートできるような立ち位置でありたいと思っております。
簡易点検だけでもお気軽にご用命ください(^^)
この度はご依頼ありがとうございました!